デスクトップアプリケーションを Microsoft ストアで公開する part2
環境
- Windows
-
- Windows 10
- Visual Studio
-
- Visual Studio 2019
※他のバージョンでも動作しますが未確認です
はじめに
前回はローカル環境でアプリケーションを公開するためのパッケージを作成しましたので 本項では Microsoft ストアにアプリケーションを公開する手順について説明します。
ちなみにここから先の内容は UWP アプリケーションを登録するときとほぼ同じですので、必要最低限の説明で進めていきます。
事前準備
- Microsoft ストアでアプリケーションが公開できるようにアカウント登録を行っていること (Microsoft ストアのアカウント登録は本題ではないので、すでに他のアプリを公開出来ている状態が望ましいです)
- 公開するアプリケーションパッケージを作成済みであること
公開情報の登録
以下の URL にアクセスします。サインインを行っていない場合は対象のアカウントでサインインしてください。
概要のページのアプリの一覧で、アプリとストアの関連付けでアプリが作成されていますので選択します。
対象のアプリを初めて公開する場合は「申請を開始する」を選択します。
すると申請ページが作成されますので順番に登録を行っていきます。
価格と提供の状況
「価格と提供の状況」を選択します。
初期設定ではほぼ全世界向けに公開対象となっています。特定の国を公開対象にする場合は「市場」の「オプションの表示」をクリックします。
無料で配布する場合は「価格設定」を無料にします。有料の場合は任意の値段を選択します。
有料版の場合に無料試用期間を設ける場合はその日数を選択します。
一通り入力したら一番下の「下書き保存」で保存します。
登録すると完了マークがつきます。
プロパティ
プロパティを選択します。
「カテゴリとサブカテゴリ」を入力します。
「サポート情報」を入力します。プライバシー ポリシーや Web サイトは事前に作成しておく必要があります。 固定ページであればブログなどでも問題ありません。
「表示モード」「システム要件」は作成したアプリケーションに合わせて設定してください。
入力が終わったら一番下にある「保存」をクリックします。
年齢別レーティング
年齢別レーティングを選択します。
ここでの選択項目はアプリケーションに合わせて選択してください。
すべて入力したら一番下の「保存して生成」ボタンをクリックします。
入力内容を確認して問題なければ一番下にある「続行」ボタンをクリックします。
パッケージ
パッケージを選択します。
作成してあるアプリケーションのパッケージ「xxxx.appxupload」をドロップエリアにドラッグします。 するとアップロードが開始されるので完了するまで待ちます。
「デバイス ファミリの利用可否」でアプリを使える環境を設定します。
入力が完了したら「保存」ボタンをクリックします。
Store 登録情報
Store 登録情報から「日本語 (日本)」を選択します。 ここで入力する内容は日本語向けのみになりますので、 他の言語のストア情報も設定する場合は「言語の追加/削除」のリンクから追加する必要があります。 必要な言語の数だけ Store 登録情報が必要になりますので留意してください。
必要な情報を入力していきます。
スクリーンショットやロゴなどの画像登録もあるのでアップロードしていきます。
すべて入力したら一番下にある「保存」ボタンをクリックします。
申請オプション
公開審査で認定された後のアプリの公開タイミングを設定します。
デスクトップアプリケーションの場合全機能が使用できるため、ストアで公開するための理由を記載する必要があります。 UWP として公開できない理由などアプリケーションに合わせて理由を入力してください。
全て入力したら「保存」ボタンをクリックします。
アプリケーションの提出
全ての登録が終わり、全て完了チェックがついたら「Microsoft Store に提出する」ボタンをクリックして提出します。
公開可能か NG か審査されるまでには早くて1日、長くて数日かかる場合がありますのでそれまで待ちます。
審査が完了するとメールが来ますので確認します。 審査に問題なければ公開日時の設定に合わせてアプリが自動的に公開されます。 NGだった場合はその理由がメール内、または対象リンク先に記載されていますので、その対応を行い再度提出してください。