Xbox360, Zune のサムネイル画像を変更
内容
Xbox 360 用のゲームを作成し Xbox 360 に配置すると、配置されたゲームは右の赤枠のような画像が表示されます。これは作成したゲームのサムネイル画像になり、デフォルトでは右のような画像になっています。
せっかくゲームを作るのですから、このサムネイルも好きな画像で表示させたいと思うはずです。ここではサムネイル画像を変更する手順について説明しています。
サムネイル画像を変更する方法はいくつかありますが、ひとつはデフォルトで用意されているサムネイル画像を書き換えることです。プロジェクト内の「GameThumbnail.png」というファイルが、デフォルトで使用されるサムネイル画像になっています。
このファイルをダブルクリックすると、関連づく画像編集ソフトが起動します。
画像編集ソフトが開かれたら、そのまま好きなデザインに編集して保存すればOKです。
PC の環境によっては開かれる画像編集ソフトが異なります。右図では「Paint.NET」というソフトを使用しています。
別な方法としては、サムネイル用の画像を別に用意しておき、そのファイルに置き換える方法があります。この時画像ファイルのサイズは「64*64」で作成しておいてください。
画像のファイル形式ですが、「.bmp」「.jpg」「.png」など一般的に使用されている形式であれば何でも構いませんが、透過情報などを持つ「.png」ファイルがお勧めです。
サムネイル用の画像ファイルが用意できたらプロジェクトを開き、ソリューション エクスプローラーから「Properties」をダブルクリックします。
プロパティ画面を開いたら、左のタブから「アプリケーション」をクリックし、下にある「Game thumbnail」の「...」ボタンをクリックします。
ここで選択されている画像がサムネイルの画像として使用されます。
ダイアログが開くので、サムネイルとして使用する画像があるフォルダまで移動します。
ファイルが見つかったらファイルをダブルクリックして開くか、ファイルを選択して、ダイアログの右下にある「開く」ボタンをクリックします。
ファイルを開くと右のように読み込んだファイルが選択されています。
このファイルはプロジェクトにも追加されるようになっています。
ちなみに読み込んだファイルはプロジェクトにコピーされるので、このファイルを書き換えたり削除したりしても、読み込み元のファイルに影響することはありません。
実際にビルドを行い、Xbox 360 にゲームを配置すると、右のようにサムネイル画像が書き変わっていることがわかるかと思います。
ちなみにこのサムネイル画像が使われるのは Xbox 360 だけではありません。ゲームパッケージにも使用されています。プロジェクトから「Package as XNA Creators Club Game」を選択してパッケージファイルを作成してみてください。
ファイルを作成したら「.ccgame」ファイルをダブルクリックしてみてください。
右のようにサムネイル画像が使われていることがわかります。ゲームパッケージのサムネイル画像は Windows 用、Xbox 360 用両方で使用されます。