CD の楽曲を MP3 ファイルとして PC に取り込む

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概要

ここでは Windows 7 に標準インストールされている Windows Media Player 12 を使用して音楽 CD から楽曲を MP3 ファイルとして PC に取り込む方法について説明します。

Windows Media Player のバージョンは 12 で説明していますが、過去のバージョンでも同じように取り込むことは可能です。また、ファイル形式を MP3 で取り込んでいますが、他にも WMA や WAVE 形式で取り込めます。取り込み方法はまったく同じですので他のファイル形式についての説明は割愛します。

CD の楽曲を MP3 ファイルとして PC に取り込む

動作環境

動作確認環境

OS
Windows 7
Windows Media Player バージョン
12

内容

楽曲の取り込み

Windows Media Player

最初に Windows Media Player を起動します。「スタートメニュー」から「Windows Media Player」を選択してください。

CD の情報

Windows Media Player を起動したら CD/DVD ドライブに音楽 CD を挿入します。すると Windows Media Player 上にアルバム名や曲情報が自動的に取得されて表示されます。

あらかじめ CD を入れていた場合は初めから表示されている場合もあります。

形式

いきなり取り込むこともできますが、その前に音声データを取り込んだ後のファイル形式を変更しましょう。デフォルトでは WMA 形式で取り込むように設定されています。WMA は MP3 よりもファイルサイズを小さくでき音質も優れています。

ただし今回は対応している編集ツールが豊富な MP3 ファイルとして取り込みます。ファイル形式は好みに合わせて選択してかまいません。

MP3 ファイル形式に変更するにはツールバーから「≫」→「取り込みの設定」→「形式」→「MP3」を選択します(ウインドウのサイズによってはツールバーに「取り込みの設定」が表示されている場合もあります)。

音質

続いて音質を設定します。音質が高いほうがいいですが、その分ファイルサイズが大きくなりますので、これも好みに合わせて調整してください。

MP3 ファイル形式に変更するにはツールバーから「≫」→「取り込みの設定」→「音質」→「320 Kbps (最高品質)」を選択します。

CD の取り込み

中央のリストから取り込む楽曲すべてにチェックがついていることを確認し、ツールバーから「≫」→「CD の取り込み」を選択します。選択すると CD の取り込みが開始されます。

取り込み中

上から順番に楽曲が取り込まれます。すべてのチェックが外れたら取り込み完了です。

取り込んだ楽曲のフォルダ

取り込んだ曲はデフォルトではミュージックフォルダの直下(C:\Users{ユーザー名}\Music)に保存されます。

取り込んだ CD のフォルダ構成は「{アーティスト名}{アルバム名}\曲一覧」になります。複数のアーティストがいる場合はアーティスト名のフォルダが「VARIOUS ARTISTS」になります。

取り込みの設定 - オプション

もし保存されるフォルダを変更したい場合は Windows Media Player で変更できます。ツールバーから「≫」→「取り込みの設定」→「その他のオプション」を選択してください。

取り込んだ音楽を保存する場所

オプションダイアログが表示されるので「音楽の取り込み」タブが選択されていることを確認します。取り込んだ音楽を保存する場所にミュージックフォルダのパスが指定されているので「変更」ボタンをクリックします。

保存場所指定

保存したいフォルダを選択します。

変更された保存場所

保存先のパスが変更されたことがわかります。

取り込んだファイル名

取り込んだ曲を見てみるとファイル名が「{トラック番号} {曲のタイトル}.mp3」になっていることが確認できます。取り込んだ時のファイル名フォーマットも Windows Media Player で変更することができます。

ファイル名フォーマットの変更

先ほどと同じようにオプションダイアログを開き、「ファイル名」ボタンをクリックします。

ファイル名オプション

ファイル名オプションダイアログが表示されるので、ファイル名に表示される項目を選択、並び変えたり、区切り記号を指定したりできます。出力例は下のファイル名で確認できます。

MP3 ファイルのタグ編集

Windows Media Player で楽曲を取り込みファイルに変換した後気づくと思いますが、ファイル名やアルバム名、MP3 のタグ情報で英数字や記号などが全角文字になっていることがわかります。これについては Windows Media Player の仕様になっており設定でどうこうすることができません。全角文字が気になる方は、取り込んだ後に情報を書き換える必要があります。

ここではファイルを MP3 形式として取り込んだものとし、「SuperTagEditor」というツールを使用して MP3 のタグ情報を更新する方法について説明します。

MERCURY's Software Lab.

「SuperTagEditor」は以下のサイトからダウンロードして入手することができます。ソフトウェアの更新は完全に停止している状態ですが、今回取り込んだ MP3 ファイル、また Windows 7 (x64) 環境で正常に動作することは確認できています。

サイトを開いたら「MP3タグ編集ツール SuperTagEditor」のファイルをダウンロードしてインストールしてください。

SuperTagEditor

インストールしたらスタートメニューから「MERCURY」→「SuperTagEditor」→「SuperTagEditor」を選択します。

SuperTagEditor

起動すると右のようなウインドウが表示されます。

MP3 ファイル一覧

エクスプローラー上で取り込んだ MP3 ファイルをすべて選択して SuperTagEditor にドラッグ&ドロップすると MP3 ファイルの一覧が表示されます。

列ごとに各タグ情報があるのでセルを直接クリックすることによって編集することが可能ですが、ここでは SuperTagEditor の機能で全角文字を一括で半角文字に変換します。

項目選択

まず全角文字のある項目をマウス、またはキーボードを使ってすべて選択します。背景が黒で表示されている項目が選択中の項目です。

全角 => 半角

メニューから「変換」→「全角 => 半角」を選択し「アルファベットのみ」を選択します。「全て」を選択したほうが便利そうに見えますが、カタカナまで半角になってしまうので、必要に応じて「アルファベットのみ」「記号のみ」「数字のみ」をそれぞれ選択してください。

変換された情報

「アルファベットのみ」を選択選択すると英字が半角になったことが確認できます。(必要に応じて「記号のみ」「数字のみ」も行ってください)

タグ情報の更新

この時点ではまだファイル名に反映されていません。一番左側にあるアイコンに赤いチェックがついている項目がタグ情報を変更したファイルになります。ファイルに反映させるにはメニューから「ファイル」→「タグ情報を更新」を選択します。

ファイルへの更新

チェックマークが外れ、入力した内容でファイルが更新されます。