プログラミングするにあたって必要なもの
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プログラミング言語
まず使用するプログラミング言語ですが、Unmanaged DirectX ではほとんど「C++」が使われていたのに対し、Managed DirectX ではいくつかの言語から選択して使用することが出来ます。
当サイトでは、Microsoft が推奨している「C#」を使うことにします。C# は Managed DirectX や .NET Framework ととても相性がいいので私もお勧めします (というよりもこのサイトでは C# で説明しています)。プロジェクトデータだけですが「VB.NET」「C++/CLI」用のデータもアップしています。
必要なもの
Managed DirectX のプログラミングを行うには環境を揃える必要があります。パソコンと Windows(XP 以降) さえあれば、他はほとんど無料で手に入るので、お金のことを気にせずに学ぶことが出来ます。もちろんそのままソフト制作を行うことも可能です。
必要なものを下にリストアップします。
パソコン
とりあえずパソコンは用意してください。
開発環境である Visual Studio 2005 を使用するためのスペックに関しては、マイクロソフトは以下のように表記しています。
Visual Studio 2005 をインストールするためのスペック
プロセッサ | 最小 : 600 MHz Pentium プロセッサ 推奨 : 1 GHz Pentium プロセッサ |
RAM | 最小 : 192 MB 推奨 : 256 MB |
ハード ディスク容量 | 最大 2.7 GB の空き容量が必要 |
ディスプレイ | 1,024 × 768 以上の解像度、256 色以上 |
マウス | Microsoft マウスまたは互換性のあるポインティング デバイス |
ただ、この表記は最低限必要なスペックだと思ってください。大きなプロジェクトになると、このスペックでは操作する上で少々もの足りない感じもします。
また、Managed DirectX を使用するに当たって、ビデオカードが重要です。DirectX などの3Dプログラミングでは、描画速度などがビデオカードにかなり依存します。CPUよりも重要といわれるぐらいです。実際、プログラミング上ではビデオカードはほとんど関係ありませんが、プログラムを実行したときにビデオカードによって処理が早かったり遅かったり、また、実現できる処理、出来ない処理などが存在します。DirectX 9.0c に対応したビデオカードであればほとんど問題ないでしょう。
OS
ここで紹介している Tips はすべて OS が Windows XP であることを想定して載せています。それよりも前のバージョンの OS でも出来ないことは無いのですが、マイクロソフトは Windows XP 以降をサポートする方向に向かっているので、XP、またはそれ以降をご使用することを進めます。
Visual Studio 2005 日本語版
DirectX プログラミングを行ううえで必要な開発環境です。他の開発環境ソフトでも可能ですが、この Tips は開発環境が「Visual Studio 2005 日本語版」であることを想定して紹介しています。また、プログラミング言語は「C#」ですが、プロジェクトデータのみであれば「VB.NET」「C++/CLI」もあります。
Visual Studio 2005 はいくつか種類があり、Visual Studio 2005 Express Edition はマイクロソフトから無償でダウンロードすることが出来ます。ダウンロードページはこちら「Visual C# 2005 Express Edition 日本語版」になります。ただし、ダウンロードサイズがやや大きいので注意してください。他の言語に関しては「Visual Studio 2005 Express Edition」のページから各言語を選択してください。無償版は書籍や雑誌の付属 CD などに同梱されている場合もあるので、そちらからインストールすることも出来ます。(買う前に Visual Studio 2005 が入っているか確認してください)
市販のパッケージ版からのインストールは、普通に CD, または DVD からインストールできます。
DirectX 9.0 SDK Update April 2006 以降 (Managed DirectX 1.1)
DirectX プログラミングをするには「SDK」というものが必要です。これも「マイクロソフト」のサイトからダウンロードできます。ダウンロードページはこちら「DirectX Developer Center」から任意のバージョンをダウンロードできます。古いバージョンはページの下の方にまとまっていると思います。(実際のダウンロードページは大体英語です) ただし、こちらもダウンロードサイズがかなり大きいので注意してください。(数百 MB くらい) ちなみに Managed DirectX は April 2006 以降更新されていないので、最新の SDK をダウンロードしても問題ありません。
日本語のマニュアルは「Microsoft DirectX 9.0 Update (October 2004) 日本語ドキュメント」と「DirectX 9.0 (2002) 日本語ドキュメント」があります。
このホームページの Tips では上に書いてある「April 2006」のバージョンを使用していますが、それ以降のバージョンでもかまいません。ただし、Managed DirectX のバージョンは大きく分けて 1.1 と 2.0 があり、このサイトで紹介しているバージョンは現在 1.1 のみです。2.0 についてはサポートされないので基本的に使用しないほうがいいです。最新版をインストールしても 1.1 を使用することは可能ですので、特に問題はありません。
こちらもダウンロード以外に DirectX プログラミング関連書籍によく付いているCDからでもインストールできる場合があります。ただ、発行時期によって DirectX SDK のバージョンはまちまちなので注意して下さい。