Zune 用のゲームの配布
概要
作成した Zune 用ゲームの配布方法について説明します。
内容
Zune 用のゲームを配布してエンドユーザーが Zune にゲームをインストールするには、エンドユーザー側にも Zune の開発環境がインストールされている必要があります。また、Zune 用のゲーム開発時と同じように接続設定も行う必要があります。
基本的には XNA Game Studio ユーザー同士で遊ぶためという位置づけになっていますが、Zune 以外のソフトは無料で入手可能なので設定さえしてもらえば一応他の人にも Zune で遊んでもらうことはできます。
Zune 用のゲームをインストールするには以下の環境がユーザーの環境にインストールされている必要があり、接続設定を行っている必要があります。
配布するファイル(ゲームパッケージ)を作成する
まず、配布するゲームの Zune 用プロジェクトを開きます。
ツールバーにある「Debug」を「Release」に切り替えましょう。こうすることで、配布するゲームに必要のないデバッグ情報を省いたり、ゲームを最適化してビルドできるようになります
ビルドメニューから「ソリューションのリビルド」を選択し、今までのビルド情報を破棄して1からビルドさせるようにします。
通常のビルドでも問題はないと思いますが、まれに以前の状態のままビルドされないファイルがあったりすることがあるので、配布する直前にはリビルドをかけておくことをお勧めします。
プロジェクトのリビルドが完了したらビルドメニューから「Package XXXXX as XNA Creators Club Game」を選択します。(XXXXX はプロジェクト名です)
すると以下のフォルダに「XXXXX.ccgame」というファイルが作成されていることがわかります。
- [プロジェクトフォルダ名]\bin\Zune\Release
これが XNA 用のゲームパッケージで、これをそのまま配布すればOKです。(ただ、サイトによっては「.zip」ファイルなどに別途圧縮しなければいけないところもあるので各自確認してください)
配布した Zune 用ゲームを実行する
まず、PC と Zune を接続しておき、PC 側で入手した「.ccgame」ファイルをダブルクリックすると、右図のようなダイアログが表示されるので、「Unpack」ボタンをクリックします。
すると、パッケージ内のゲームが Zune に自動的に配置されます。
右のような画面になったら配置完了です。コントロールパッドを押して Zune を再起動してください。
games を開くとゲームが配置されていることがわかります。
選択すれば実際にゲームで遊ぶことができます。