使い方

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Windows フォームカラーデザイナーの使い方について説明しています。

インストール・アンインストール

インストール

ダウンロードしたファイルは実際のソフトウェアが圧縮された状態になっているのでダブルクリックしてファイルを開き、中のファイルを 適当なフォルダにコピーしてください。

アンインストール

展開したファイルをすべて削除してください。ただし、その際作成されたデータは削除されますので、必要なファイルは別途削除前に保管 してください。

アプリケーションの起動と終了

起動

「WinFormColorDesigner.exe」を選択し、ダブルクリック、または Enter キーで起動してください。Windows フォームカラーデザイナーのウィンドウが表示されます。

アプリケーションの終了

以下のいずれかの方法で終了させることができます。

  • ウィンドウ右上にある「閉じる」ボタンをクリック
  • メニューから「ホーム」⇒「終了」を選択。

色の編集

色の選択

「色一覧」から変更した色を選択します。新しい色を追加したい場合は「追加」ボタンをクリックします。

色の変更

選択した色の情報が「色入力」に表示されます。ここではエクスポートの名前に使用できる「識別名」や「表示名」、プレビューをどのコントロールに反映させるかを設定できる「プレビューターゲット」、そして色の設定ができます。

プレビューターゲットが設定されている場合、色を変更すると即座にプレビューに色が反映されます。

色セット

編集している色の一覧は1つの「色セット」としてまとめられています。色セットは追加したり変更したりすることができます。

色セット一覧の表示

メニューの下にある「色セット」をクリックします。すると色セットの一覧パネルが表示されます。

色セットの変更

現在編集対象になっている色セットには「編集中」に「○」が付いています。編集する色セットを変更するには、対象の色セットを一覧からダブルクリックするか、一覧で色セットを選択した後「読込」ボタンをクリックしてください。

「追加」や「複製」ボタンなどで新しい色セットを作ることができます。

エクスポート

編集した色の一覧は XML や CSV などの形式にエクスポートできます。出力形式はテンプレートによって定義されているので、形式を自由に作成することができます。

エクスポートダイアログの表示

メニューの「ホーム」から「エクスポート」を選択します。

エクスポート

左の一覧から出力したい形式を選択し、エクスポートボタンをクリックします。ファイル保存ダイアログが表示されるので、任意のフォルダ、ファイル名で保存します。

エクスポート形式の変更

左の一覧からテンプレートを選択すると、右側にフォーマットなどのパラメータが表示されます。ここで入力した内容がエクスポートしたファイルに適用されます。

テンプレート自体は左にある「追加」や「複製」などで追加することができます。

フォーマット

エクスポートされるテキストファイルの基本形式を定義できます。フォーマットにはタグが使用でき、使用したタグによって編集した色情報を出力することができます。

フォーマットはテキスト形式なので XML や JSON、CSV、プログラムコードなど、好きなフォーマットで定義することができます。

使用できるタグは以下の通りです。

$ItemStart$ 一つ分の色をアイテムと定義し、そのアイテムを繰り返し登録するためのアイテムの出力範囲開始タグです。対の終了タグである $ItemEnd$ をセットにする必要があります。
$ItemEnd$ アイテムの出力範囲の終了タグです。
$ItemIndex$ 0 から始まるアイテムの番号が出力されます。これは編集画面の色一覧の色並び順に依存します。
$ColorIdentityName$ 色の識別名が出力されます。
$ColorDisplayName$ 色の表示名が出力されます。
$ColorValue$ 色の値が出力されます。出力形式は「色出力フォーマット」に依存します。

アイテム単位に改行を入れる

一つの色ごとに改行を入れたい場合にチェックをつけます。CSV 形式にしたい場合などは必須です。XML や JSON など改行に意味をなさないものは、見やすさを考慮しなければ不要です。

色出力フォーマット

色の値を出力する際に ARGB の並び順や10進数、16進数で出力するなどを決定するためのフォーマットです。以下の形式が指定できます。

フォーマット 説明 フォーマット例 出力例
A16, R16, G16, B16 各色要素を大文字の16進数で出力します。 A16, R16, G16, B16 FF, FF, FF, FF
a16, r16, g16, b16 各色要素を小文字の16進数で出力します。 a16, r16, g16, b16 ff, ff, ff, ff
A10, R10, G10, B10 各色要素を10進数で出力します。 A10, R10, G10, B10 255, 255, 255, 255
A8, R8, G8, B8 各色要素を8進数で出力します。 A8, R8, G8, B8 377, 377, 377, 377
A2, R2, G2, B2 各色要素を2進数で出力します。 A2, R2, G2, B2 11111111, 00000000, 11111111, 00000000
HexARGB ARGB を1つの数値とし、大文字の16進数で出力します。 HexARGB FFFFFFFF
hexARGB ARGB を1つの数値とし、小文字の16進数で出力します。 hexARGB ffffffff
DecARGB ARGB を1つの数値とし、10進数で出力します。 DecARGB 4294967295
OctARGB ARGB を1つの数値とし、8進数で出力します。 HexARGB 37777777777
BinARGB ARGB を1つの数値とし、2進数で出力します。 BinARGB 1.11111111111111E+31

出力拡張子

エクスポートを実行したときの出力ファイルの拡張子になります。

その他

保存について

「Windows フォームカラーデザイナー」では保存は自動的に行われるので、そのまま終了してください。

最新バージョンの確認

メニューから「ヘルプ」「最新バージョン確認」を選択します。

また、「Windows フォームカラーデザイナー」起動時に最新バージョンがあるかどうか確認したい場合は、「オプション」パネルを開いて「最新バージョンがあるか確認する」にチェックを入れます。

背景をグラデーションにする

フォームやボタン、ラベルなどの標準コントロール(ToolStrip)以外の背景色は初期設定で単色がプレビューに表示されていますが、グラデーションにすることもできます。

グラデーションにするにはオプションパネルを開いて「プレビュー標準コントロール背景色」を「グラデーション」にします。

グラデーションを表示するには開始色を終了色の2つが必要なので色一覧パネルで色を2つ追加します。

それぞれの色のプレビューターゲットで対象コントロールのグラデーション開始色とグラデーション終了色に設定します。開始色と終了色をセットで指定しないとプレビューには反映されません。

色の設定が完了するとプレビューに反映されます。