XNAでサウンドを再生するためのファイルを作る
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概要
「Microsoft Cross-Platform Audio Creation Tool (XACT)」を使用して、XNA でサウンドを再生するためのファイルを作成します。
動作環境
必須環境
対応 XNA バージョン |
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対応プラットフォーム |
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Windows 必須頂点シェーダ バージョン | 1.1 |
Windows 必須ピクセルシェーダ バージョン | 1.1 |
動作確認環境
プラットフォーム |
内容
※この Tips は XNA Game Studio 2.0 をベースに説明しています。
XNA でサウンドを再生するには、XACT(Microsoft Cross-Platform Audio Creation Tool)を使用して、事前に Wave ファイルを XNA のサウンドファイルに変換する必要があります。
まずあらかじめ再生したい音声ファイル「.wav」を用意しておきましょう。ここでは「Sample.wav」というファイルを使用します。
スタートメニューから「Microsoft XNA Game Studio - Tools - Microsoft Cross-Platform Audio Creation Tool (XACT)」を選択して起動します。
Microsoft Cross-Platform Audio Creation Tool (XACT) v2.0 が起動します。(今後「XACT」と呼ぶ)
ツールボタンから「Creates a new project」のボタンをクリックします。
保存ダイアログが表示されるので、プロジェクトを保存するフォルダとプロジェクト名をしてして「保存」ボタンをクリックします。
サンプルでは「Audio」という名前で作成しています。
前の画面に戻り、プロジェクト作成されます。各種項目も編集可能状態になっています。
プロジェクトを作成したらまず「Wave Bank」を作成します。ツリーから「Wave Banks」を右クリックして「New Wave Bank」を選択します。ツールバーのボタンからも作成可能です。
すると、ツリーの「Wave Banks」の下に「Wave Bank」が追加され、右のエリアにウインドウが表示されます。
続いてツリーの「Sound Banks」を右クリックして「New Sound Bank」を選択して Sound Bank を作成します。
Wave Bank と同じように Sound Bank も作成され、ウインドウも表示されます。
Wave Bank と Sound Bank を作成したら、再生しようとしている Wave ファイルを「Wave Bank」に追加します。Windows Explorer などからドラッグ&ドロップで追加できます。
プロジェクトは Wave ファイル「相対パス」で管理しているので、Wave を登録するときはプロジェクトと同じフォルダに置いておくといいでしょう。
すると右図のように Wave ファイル(PCM音源)が追加されます。
続いて Wave Bank に追加したデータを Sound Bank の左上のエリアにドラッグ&ドロップで追加します。
右図のようにサウンドデータとして追加されます。
同様にサウンドデータを Cue(キュー)にドラッグ&ドロップで追加します。キューの名前はサウンドデータを再生するときの名前に使用されます。
Wave Bank と Sound Bank の名前はツリーで変更することができます。この名前はプログラムで読み込む際に使用されます。
Wave Bank と Sound Bank の設定が終わったら、ツールバーから「Builds the current project」ボタンをクリックします。「File」メニューの「Build...」メニューや F7 キーでも同様の処理が行われます。
右のようなダイアログが表示されますが、とりあえず今回はそのまま「Finish」ボタンをクリックします。
ビルドが完了したら保存を行って XACT を終了してかまいません。
プロジェクトを作成したフォルダを見てみると右のようなファイルやフォルダが作成されています。
Win フォルダを開くと、右のようなファイルが作成されています。プログラムではこれらのファイルを読み込んでサウンドを再生します。