イベント

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イベントとは、ユーザーが何らかの操作を行ったときに、それに見合った処理を行うためのものです。プログラマはイベントが発生したときに指定したメソッドに処理を飛ばすことができます。ツール等では必ずといっていいほど使われます。

練習として、フォームをマウスでクリックしたときに、メッセージボックスを表示するプログラムを作って見ましょう。

まず最初にフォームのデザイナを表示します。上のタブから「MainForm.cs[デザイン]」をクリックしてください。閉じてしまっているなら、ソリューションエクスプローラーから「MainForm.cs」をダブルクリックしてください。右クリックの「デザイナの表示」でもいいです。

デザイン

デザイナの表示

デザイナが表示されたら「プロパティ」を開き(そのまえにフォームをクリックしてフォーカスをあててください。そうしないと下のような表示にならないこともあります)、プロパティウインドウの上にある「イベント(稲妻ボタン)」を押してください。

イベントボタン

下のような項目が表示されるので「MouseDown」の文字の部分をダブルクリックして下さい。

MouseDown

すると、コードエディタに移り、新しくメソッドが追加されていることが分かります。

新しいメソッド

この「MainForm_MouseDown」メソッドが、マウスをクリックしたときに呼ばれるメソッドです。では、このメソッド内に下のようなコードを入れてみてください。

コード追加

MessageBox.Show("マウスクリック!");

実行してみてください。フォームをクリックすると下のダイアログが表示されると思います。

マウスクリック!

イベントはこんな感じです。とりあえずテスト用なので、このイベントは削除します。削除するには、先ほどのプロパティからイベントを開き、「MouseDown」を右クリックして「リセット」を選択します。こうすることでこのイベントは実行されなくなります。コードファイルには、コードが残ったままなので、そのまま削除してください。

イベントリセット