プロパティ

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続いてプロパティについて説明します。プロパティとはフォームやコントロール(テキストボックスやボタンなど)の細かい設定を制御するパラメータみたいなものです。これを変更することにより、フォームならフォームの状態を簡単に変更することが出来ます。

では前回のプロジェクトを開いてみましょう。プロジェクトの開き方は、前回の Tips の後の方に載せているのでそちらを見てください。

プロジェクトを開いた画面

ちなみにこのフォームの編集画面を「デザイナ」と呼びます。このデザイナの画面で表示されているフォームを右クリックして「プロパティ」を選択してください。

デザイナ

すると画面右に「プロパティ」と呼ばれるウインドウが表示されるかと思います。(表示される位置は設定により異なります)

プロパティ

ではひとつパラメータを変更してみましょう。リストにある左側に「Text」という項目があるので、その右側の「Form1」という文字列を「サンプルプログラム」と変えてみてください。そのあと適当に別なところをクリックすると、デザイナのフォームのタイトルバーの文字が変更されていることが分かります。

タイトルバー変更

実行してみても、文字が変わっていることが分かります。このように .NET Framework アプリケーションでは、このプロパティを変更することによって、フォームやコントロールを簡単に制御することが出来るのです。

ではためしにもう少し設定を変えたいと思います。フォームの状態を「最大化できないようにする」「フォームのサイズをマウスで変更できないようにする」という設定に変更してみたいと思います。

まず最初に「フォームは最大化できないようにする」にはプロパティから「MaximizeBox」の項目を探して、「False」に設定します。

最大化無効

次に「フォームのサイズをマウスで変更できないようにする」には「FormBorderStyle」を探して「FixSingle」を選択します。

サイズ固定フォーム

では、実行してみてください。最大化ボタンが無効になり、マウスでフォームのサイズが変更できなくなりました。

最大化無効、フォームサイズ固定

さて、プロパティに関しての説明はこれくらいにします。他にもいろいろあるので、自分で変えてみたり、調べたりしてみてください。