Steam を使用して別 PC でゲームを実行させリモートでプレイする
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動作確認環境
- OS
-
- Windows 11
- Steam クライアント
-
- 1733265492 (2024/12/3)
動作必須環境
- OS
-
- Windows 10
- Windows 11
- SteamOS
- Steam クライアント
-
- 1733265492 (2024/12/3) 以降
前提条件 (必須)
- 2台の Windows または SteamOS を搭載した PC
- 2台の PC がネットワーク的につながっていること
- PC の管理者権限 (インストール作業があるため)
前提条件 (推奨)
以下は必須ではないですが推奨しています。
- ホスト側がゲームの実行に適したスペックを有してること
- 高速なネットワーク回線。有線が好ましいが高速な無線回線も可
はじめに
最近、ゲームの実行自体を別の PC やサーバーに任せて、ゲームを操作する端末はリモートプレイでのみ使用する形式が目立つようになってきました。 特に SONY や Microsoft ではそういった環境でゲームをプレイできるようにリリースしているところもあります。
こういったゲームのリモートプレイはメーカー物ではなく自分で構築することもできます。 以前はリモートデスクトップ機能をゲーム用にカスタマイズして構築する方法がありましたが環境構築が面倒であったりパフォーマンスが出にくかったりすることもありました。
今回紹介する Steam が提供するゲームのリモートプレイ機能を利用すると簡単にリモートプレイができるようになります。 Steam を運営している Valve は基本的にはゲームの売り上げの手数料などで収益を得ているので、こういったインフラ的な機能面についてはほとんど無償で利用することができます。 Steam の機能なので Steam のゲームしか対応していないかと思いきや、ローカルにインストールしているゲームやファイル単体の EXE ファイルのゲームもリモートでプレイすることができます。 ただし Steam で配信されているゲーム以外については正しくリモートでプレイできないこともあるので注意してください。
ここではリモートプレイを行うための手順を説明します。
Steam アカウントの作成
Steam の機能を利用するにはアカウントの作成が必要です。アカウントの作成で料金が発生することはありません。
アカウント作成の手順については省略します。PC が複数でもアカウントはひとつで大丈夫です。
以下のページからアカウントを作成してください。
Steam クライアントのインストール
ホスト側、クライアント側にインストールする必要があります。こちらも無料で導入することが可能です。 Steam クライアントにリモートプレイの機能が含まれています。
インストール手順は省略します。以下のページからダウンロードしてインストールしてください。
ホスト側でゲームを用意する
Steam の機能を利用していますが Steam で購入したゲーム以外もリモートでプレイできます。 主に以下の3パターンありますが若干手順が異なります。
- Steam で購入したゲーム
- Windows にインストールされているゲーム
- EXE ファイルを実行して動作するゲーム
いずれの場合においてもホスト側でゲームが実行できるかを確認しておいてください。
Steam で購入したゲーム
Steam で購入したゲームは面倒な手順は一切ありません。ホスト側でゲームが動くようにダウンロードするだけです。 念のためホスト側でゲームが動作するか確認しておくとよいです。
Windows にインストールされているゲーム
インストーラーなどを使用して Windows にインストールしたゲームを指定することができます。 ゲームをリモートプレイの対象にするにはライブラリに追加する必要があります。
Steam クライアントの左下にある「ゲームを追加」から「非Steamゲームを追加」を選択します。
一覧から遊ぶゲームを選択します。ちなみにゲームをインストールしてもこの一覧に表示されないことがありますがその条件は分かっていません。 もし一覧に表示されない場合は次項目の手順で選択してください。 選択したら「選択したプログラムを追加」ボタンをクリックします。
ライブラリに追加されゲームが起動できるようになってれば OK です。 名前がインストール名になっているので気に入らなければプロパティから変更可能です。
EXE ファイルを実行して動作するゲーム
前項目と同様に Steam クライアントの「ゲームを追加」から「非Steamゲームを追加」を選択します。
「参照」をクリックします。
ゲームを実行できる EXE ファイルを選択します。 ゲームであれば EXE ファイル以外の拡張子でも問題ないかと思いますが試していません。
一覧に追加されるので「選択したプログラムを追加」ボタンを選択します。
ライブラリに追加されるのでゲームを実行できるか確認してください。
クライアント側の設定
ホスト側を設定すれば基本的にクライアント側は特に何もせずにリモートプレイできますが、 リモートプレイは基本的にホスト側から映像をクライアントに送信してゲームをプレイするので映像の品質や遅延に影響します。
映像の質を落とせばレスポンスは改善されますが映像が乱れやすくなります。 映像の質を上げればきれいな映像を映せますがゲームの操作レスポンスが悪くなる場合があります。 これはゲームの遊び方の好みなので適時設定してください。
これらの通信内容はクライアント側の Steam クライアントで設定できます。 Steam クライアントの Steam メニューから「設定」を選択します。
左のメニューから「Remote Play」を選択します。
高度なストリーミングオプションでホスト側についてはデフォルトのままでも OK です。好みで設定してください。
クライアント側は通信内容を細かく設定できます。 回線が高速であれば高画質に設定しても問題ないと思います。 ここは実際にプレイしてみて調整してください。
クライアント側でゲームをプレイ
ホスト側にゲームがインストールされておりクライアント側にゲームがインストールされていない場合でもクライアント側のライブラリにはゲームが表示されます。 ゲームを選択すると「プレイ」ではなく「ストリーミング」となっています。
ストリーミングボタンをクリックするとホスト側でゲームが起動し、その後クライアント側でも画面が表示されゲームをプレイすることができます。
ちなみにクライアント側ではデフォルトでフルスクリーンでゲームが起動しますが「Alt + Enter」キーでウィンドウモードに切り替えることが可能です。