使い方

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ちーたんタッチボードの使い方について説明しています。

インストール・アンインストール

インストール

ダウンロードしたプログラムを含む ZIP ファイルを開き、中のファイルすべてを任意のフォルダにコピーしてください。

アンインストール

展開したファイルのあるフォルダをすべて削除してください。ほかのフォルダにファイルを書き込むことはありません。ただし、アセンブリキャッシュの登録を行った場合はキャッシュが残る場合があります。(これによるほかのシステムへの影響はありません)

アプリケーションの起動と終了

起動

「TiitanTouchBoard.exe」を選択し、ダブルクリック、ダブルタップ、または Enter キーで起動してください。キーボードやマウスパッドが設定されたボードが表示されます。

アプリケーションの終了

以下のいずれかの方法で終了させることができます。

  • ボード上の設定メニューを押し、表示されるメニューから「終了」を選択します。(ボードの設定に依存)
  • ボード上の終了キーを押して終了させます。(ボードの設定に依存)
  • タスクトレイのちーたんタッチボードのアイコンを右クリックまたは指で長押しし、表示されるメニューから「終了」を選択します。
  • タスクバーより対象アプリケーションを右クリック、または指で長押しで表示されるメニューから「ウィンドウを閉じる」を選択
  • タスクバーにカーソルを合わせウィンドウの一覧を表示し、対象のアプリケーションの閉じるボタンをクリック

ボードの基本的な使い方

ボードの切り替え

ちーたんタッチボードでは複数のボードをアプリケーション実行中に切り替えることができます。例えば、キーボードからテンキーに変更、次にマウスパッドへ変更などです。 ボードを切り替えるにはボードの右上にある「⇐」「⇒」のボード切り替えキーを押してください。(※ボード切り替えキーの位置はボードの設定によって異なる場合があります)

また、設定メニューから指定したボードに切り替えることもできます。

ボードを最小化する

ボードをタスクバーにしまう(最小化)にはほかのアプリケーションと同様、タスクバーのアイコンをクリックしてください。ただし、ボードがアクティブにならない仕様のため、最小化するには2回押す必要があります。

また、ボードによっては最小化キーがある場合がありますので、それを押すことによってタスクバーにしまうことができます。

ボードの移動

ボードを表示させた直後は画面上の既定の位置に配置されますが、ほかの作業をする際にボードをいったんよけたい場合があるかと思います。

その場合は各ボードにあるボード移動キーをタッチ、またはマウスでドラッグすることによって移動させることができます。

設定画面を開く

各ボードに配置されている設定キーを押し、表示されるメニューから「設定」を選択します。

または、タスクトレイにあるちーたんタッチボードのアイコンを指で長押し、またはマウスで右クリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。

キーボードの使い方

テキストの入力

テキストの入力対象のウィンドウ、またはテキスト入力エリアを選択している状態で各種キーを押してください。テキスト入力はタッチ、マウスどちらでも行うことができます。漢字や変換キー、「Alt」+「カナ」キーによる日本語入力も行うことができます。キーボードの基本的な動作は一般的に使われるキーボードとほぼ同等です。

Shift や Ctrl などの修飾キー

一般的にキーボードは両手で使用しますが、タブレットでは親指で操作したり片手で操作したりという場面もあり、両手すべての指で入力できるとは限りません。そのため、Shift キーなどのように複数のキー同時押しが難しい場合もあります。

ちーたんタッチボードでは Shift や Ctrl などの修飾キーはトグル形式で押されるようになっています。トグル形式とは、1回キーを押すと押しっぱなしの状態になり、もう一回キーを押すとキーを離した状態になるような切り替え式のことを表します。

これにより、英字大文字を入力する際に Shift キーを押しながら英字キーを押さなくても Shift キーと英字キーを順番に押すだけで大文字を入力することができるようになります。

修飾キーのトグルは他のキーを押して離したときに自動的に解除されるようになっています。連続して大文字を入力したい場合は、同じ文字を押しっぱなしにする、Shift キーを押したまま英字キーを押す、CapsLock キーを使用する、ボードの設定でトグルを解除しないようにする、のいずれかになります。

D-Pad

D-Pad は一つのキーの中に上下左右をまとめた特殊なキーになっています。ゲームコントローラーにある十字キーを想像していただければわかりやすいかと思います。

D-Pad は通常のカーソルキーとは異なり、押した瞬間から連続でキー送信を行うようになっています。主にゲーム向けの機能となっていますが、ボードの設定で挙動は変更することはできます。

ゲーム向けとは書いてありますが、通常のアプリケーションにも使用することができます。

※上図のキーのタッチ範囲はイメージです。実態のタッチ判定はボードの設定に依存します。

マウスパッドの使い方

マウスカーソルの移動 (マウスパッド)

ノートPCによくあるマウスパッドとほぼ同様の機能となっています。マウスパッドをタッチし、タッチしたポイントからタッチしたまま指を動かすことによってマウスカーソルを移動させることができます。

またマウスパッドによるマウスカーソル移動は加速度が考慮されています。指をゆっくり移動するとカーソルは指の移動よりも低速に移動します。逆に指を早く動かすとカーソルは大きく移動します。(加速についてはボードの設定により挙動を変更できます)

ボードのマウスパッドの設定によってカーソルの移動スピードを設定することもできます。また、設定によりシングルタップ、ダブルタップによってマウスの左クリックを行うこともできます。

マウスカーソルの移動 (マウススティック)

タッチしたポイントから指を移動した方向にマウスカーソルが移動し続けます。タッチポイントから指を移動した距離が長いほどカーソルの移動スピードが速くなります。

マウスのボタン

マウスのボタンは「左」「右」「中央」「X1」「X2」を用意しており、マウスカーソルのあるポイントに対してクリック操作を行うことができます。

マウスホイール

キーをタッチした状態で上下に指を動かすとマウスホイールを回したときと同じ動作をします。

設定

設定キーで設定メニューを選択すると設定画面を表示できます。

状態

前回のボードの位置を記憶する

チェックした場合、ちーたんタッチボードを起動したときやボードを切り替えた時に前回のボードの位置に表示します。チェックしていない場合は、ボード設定に従った初期位置に表示されます。

前回選択していたボードを初期表示する

ちーたんタッチボードを起動したときに、前回終了したときに選択されていたボードを初期選択します。

レイアウト

ボードの大きさ

すべてのボードの大きさを一律変更します。数値は1を基準とした倍率を示し、0.2~5.0 の範囲で指定できます。

装飾

IME が OFF の時の装飾を使用する

IME が OFF の状態の時のボード背景やキーテキストの色を指定した色に設定します。色のほかに透明度も指定できます。この設定はすべてのボードに対して上書きされます。ボードやキーのボタンを押すと色の選択ダイアログが表示されます。

IME が ON の時の装飾を使用する

IME が ON の状態の時のボード背景やキーテキストの色を指定した色に設定します。色のほかに透明度も指定できます。この設定はすべてのボードに対して上書きされます。ボードやキーのボタンを押すと色の選択ダイアログが表示されます。

優先

優先にチェックを入れると、ボードの設定ファイルで指定されている色よりもここで指定した色が優先的に設定されます。チェックが入っていない場合は、ボードの設定ファイルで指定されている色が優先され、指定されていないボードの場合にここの設定の色が使用されます。

文字のサイズ

すべてのボードの文字の大きさを一律変更します。数値は1を基準とした倍率を示し、0.2~5.0 の範囲で指定できます。

動作

ボードを常に最前面にする

他のウィンドウをアクティブにしている状態でもボードが常に最前面に表示されるようにします。

ボードが最前面でない時の動作

「ボードを常に最前面にする」にチェックが付いていない時に選択可能です。ボードが最前面でないときにタップした時、どのような状態のときにボードを前面に表示するかを指定します。

  • ボードのどこかをタップしたときに前面に表示する
  • キー以外の箇所をタップしたときにボードを前面に表示する
  • ボードをタップしても前面に表示しない

ちなみにどの設定を選択した場合でも、タスクバーのアプリケーションアイコンをクリックすれば前面に表示されます。

アプリケーションの終了を確認する確認する

ちーたんタッチボードを終了する際に終了確認ダイアログを表示するかどうかを指定します。

システム

アセンブリキャッシュの登録

登録ボタンをおしてアプリケーションをアセンブリキャッシュに登録すると次回以降アプリケーションの起動を高速化できます。この機能を使用するには Windows の管理者権限をもつユーザーでサインインしている必要があります。

また、アセンブリキャッシュは exe ファイルを別なフォルダに移動したり、新しいバージョンのちーたんタッチボードに入れ替えたりすると無効になりますので、その際は再度登録してください。

起動時に最新のバージョンがあるかチェックする

現在使用しているバージョンより最新のバージョンのちーたんタッチボードが公開されているかどうかを起動時にチェックします。通知はタスクトレイより通知されます。

共有

アプリケーションで保存される設定を複数のデバイスで共有するかデバイスごとに設定を保存するか設定できます。

この機能は自動で複数の PC 間で設定が共有されるわけではありません。フォルダ内のファイルを複数のデバイスで共有、または同期している場合に有効になります。例えば、アプリケーションを共有フォルダに配置して実行している、OneDrive などのファイル同期システムを使用してファイルを共有している、などです。

レイアウト

ボードの大きさなどレイアウトに関連する設定を同期します。デバイスごとに画面サイズが異なる場合などは OFF に設定しデバイス単位で設定を持たせることをお勧めします。

動作・フィードバック

マウスの移動スピードやキーの応答などユーザーへのレスポンス・フィードバックに関連する設定を共有します。複数のデバイスで同じような動作を求める場合に共有します。デバイスごとにレスポンスを変更したい場合は OFF にします。

装飾・見た目

背景色や文字の大きさなど見た目に関する設定を同期します。複数のデバイスで同じ見た目を共有したい場合に有効です。

デバイス環境設定

ボードパッケージの配置場所など環境に関連する設定を同期します。基本的に同期していただいて構いませんが、特有のデバイスのみ環境を変えたい場合は OFF にします。