Q&A

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「ちーたんタッチボード」の使い方などについての疑問を Q&A 形式で回答しています。

キーが小さくてタッチしづらいので大きくしたい

Ver 0.10~

設定を変更することにより、すべてのボードを指定した倍率で拡大縮小することができます。

各ボードにある設定キーを押します。

「設定」を選択します。

「レイアウト」タブを選択し、ボードの大きさ(倍率)を指定します。「保存」ボタンをクリックしてボードの大きさを確認して下さい。

過去のバージョンについて

Ver 0.01

設定を変更することにより、すべてのボードを指定した倍率で拡大縮小することができます。ただし、Ver 0.01 では設定画面がないため、設定ファイルを直接開いて編集する必要があります。

ちーたんタッチボードを起動している場合は終了します。TiitanTouchBoard.exe があるフォルダを開き、「Profile_{MachineName}_{UserName}.setting」ファイルをテキストエディタで開きます。{MachineName}と{UserName}はそれぞれ実行したマシン名とユーザー名が設定されています。また、この設定ファイルは初めてちーたんタッチボードを起動した後に作成されるので、ファイルがない場合は TiitanTouchBoard.exe を起動させて終了してください。

ファイルを開いたら「"BoardScale":1」という箇所を探します。「1」の部分が倍率ですので、拡大したいサイズに変更して保存します。保存後、ちーたんタッチボードを起動して確認してください。

ファイルの中身は Json 形式ですのでツールなどを使用して見やすく改行しても構いませんが、ツールや Web サービスによっては改行コードの不一致により正しく読み込めなくなる場合もありますのでご注意ください。

キーを押したときに表示されている文字と違う文字が入力されてしまう

OS の設定に起因する原因

これは Windows のキーボードの言語設定が英語、まはたそのほかの言語に設定されていることが原因である可能性があります。

これを修正するにはレジストリの変更が必要になります。以下のページに設定手順を記載していますので参考にしてください。

Google 日本語入力による既知の問題 (Ver 1.00~)

内容としてはひらがな入力 (ローマ字打ちひらがな) の際にキーボードに表示される内容が英字ではなくひらがなになってしまう問題です。 この問題は常時発生するわけではなく、使用する IME を切り替えたりした場合に発生します。ちーたんタッチボードを再起動すると元に戻ります。

原因としては Google 日本語入力が返す変換モードの状態が本来の数値で返さないことがあり、 それが原因でちーたんタッチボード側で判定が別のものとして判断されてしまうことによります。

この問題は 2023/06 時点でも直っていない可能性があります。(以下参考ページ)

この現象への対応についてですが、今のところ以下の理由で対応する予定はありません。

  • Google 日本語入力側の問題により発生している事象であるため。MS-IME や ATOK 等では発生しない。
  • キーボード上の表示の問題のみであり、実際に入力動作には影響しない。

なお、キーの表示文字についてですが、ボードの定義によって「かな入力 全角ひらがな」「ローマ字入力 全角ひらがな」などの状態によって表示の切り替えが行われています。 ですので IME の状態によって表示文字が切り替わらないように定義すれば特に問題なく使用できるかと思います。(例えば IME の状態に関わらず常に英字表示など)

Google 日本語入力を使用しており上記の現象が気になる方は、 表記差し替え用の「通常レイアウト (Normal)」と「親指用レイアウト (Thumb)」を試しに以下にアップしましたのでダウンロードして差し替えてください。

英語配列のキーボードはありませんか?

現在配布しているキーボードの配列は日本語のみとなっています。ですが、これはボードの設定に依存しますので、ボードコンテナ定義ファイルで英語配列になるようにキーの配置と文字を設定していただければ英語配列のキーボードとして使用できるようになります。

ただし、キーを押したときにアプリケーションに送信されるコードは OS の設定依存になりますのでご注意ください。

Windows 標準のソフトウェアキーボードに組み込む予定はありますか?

可能な限り多くの OS で動かせるようにしたいのでシステムに依存するソフトウェアキーボードに組み込む予定はありません。また、おそらくですがマウスパッドの代用などはできないと思いますので、もし実装したとしてもいくつかの機能は制限されてしまうと思います。

対応していない仮想キーを押せるようにするには?

標準の仮想キーはひととおり網羅していますが、現時点で未定義になっている仮想キーについては定義していません。将来新しい仮想キーが追加された場合、ちーたんタッチボードの標準定義キーでは押すことはできません。

指定したコードの仮想キーを送信したい場合は、ボードコンテナ定義ファイルのキー情報(KeyInfo) に「KeyType : VirtualKeyCode」と「Options : "{VirtualKeyCode : XXXXX}"」(XXXXX は仮想キーコード(int))を設定してください。

かな入力時にキーの文字をかな入力用に変えられませんか?

Ver 1.00~

Ver 1.00 からは IME の状態に応じてキーの表示を切り替えられるようになりました。通常レイアウトのボードで IME を切り替えるとキーのテキストが変わるのがわかるかと思います。

ボード作成ツールのサンプルにもいくつか IME による切り替え表示がありますので参考にしてみてください。

過去のバージョンについて

Ver 0.30~

現在公開しているバージョン 0.30 において、IME の状態によって動的にキーのテキストを変更する機能はありません。一応標準のキーボードに準じているのでかな入力は可能ですが、キーの表示をかなにする場合は、かな表示のボードを別途作成・または修正する必要があります。

サンプルとして配布しているボードパッケージの中に図のようなかな表示付きのボードも含まれているので使ってみてください。

キーボードからかな入力に変更するには「漢字」キーをおして日本語入力モードにし、「Alt」+「カナ」キーでかな入力に変更できます。

日本語以外の言語に対応していますか?

ちーたんタッチボード自体のアプリケーションは日本語以外に英語や中国語など約40か国語に対応しています。しかし配布しているボードが日本語のみであるため、ほかの言語で使用したい場合は各自ボードの定義ファイルを作成する必要があります。

リモートデスクトップ先の IME の状態がボードに反映されません

リモートデスクトップ先の環境の IME の状態は取得することができないため、IME の切り替えをリモートデスクトップ先に送信してもボードの色が変更されることはありません。

どうしても IME の状態を反映させたい場合はリモートデスクトップ先でちーたんタッチボードを使用する必要があります。

Windows 8 で Alt+Tab や Win+X が動作しない

Windows 8 からはセキュリティ対策の一環として Microsoft に許可されていないアプリケーションからシステムに関連する UI を表示できなくなっています。これには Alt+Tab によるウィンドウ選択画面、Win+X によるシステムメニュー表示などが含まれています。

これに対応するためには「管理者権限が必要」「アプリケーションの証明書のインストールが必要」「Microsoft の許可が必要」など対応するための敷居が高いため、当アプリケーションでは Alt+Tab キー等の処理については対応いたしません。

ちなみにこれらの動作は Windows 8 以降のものであるため、Windows 7 以前については正常に動作することを確認しています。

ちーたんタッチボードがインターネットに接続することはありますか?

以下の操作・設定をしている場合、インターネットに接続します。

  • ちーたんタッチボードの最新バージョンが存在するかチェックするとき

上記の動作はユーザーが明示的に操作したとき、または設定したときに行われます。設定については既定で無効になっています。アプリケーションがユーザーの意識しないところでインターネットに接続することはありません。

ちーたんタッチボードがアプリケーション以外(例えばOSなど)の設定を変えることはありますか?

アプリケーション以外の設定、状態を変えるものとして以下の機能があります。

  • アセンブリキャッシュへの登録

上記の動作はユーザーが明示的に操作したときのみ行われます。アプリケーションがユーザーの意識しないところで動作することはありません。